肌荒れはストレスが原因?


あなたは仕事が忙しかったりすると、ストレスが原因による肌荒れに悩んだことはありませんか?

30代や40代のエイジングケア世代の方は、仕事や子育てなどで忙しい場合が多いですね。

この年代ではしっかりスキンケアしていても肌荒れを起こすことがあります。

お肌の手入れをしていても肌荒れが気になるなら、ストレスが原因かもしれません。

ストレスの原因には、紫外線や空気の乾燥、大気汚染、タバコ、騒音、飲食物、摩擦などの刺激といった外的なものから、疲労や食生活の乱れ、睡眠不足などの不規則な生活、人間関係などの内的なものがあります。

今の時代は、身の回りにストレスとなる要因がたくさんあることがわかりますね。

では、なぜストレスで肌荒れほか、お肌や体のトラブルが生じるのでしょうか?

そこで、この記事では、ナールスエイジングケアアカデミーの「なぜストレスが多いと肌荒れに?原因と予防・改善の対策」を参考にして、肌荒れや肌トラブルとストレスの関係を解き明かしてみたいと思います。また、予防や改善の方法についてもご紹介します。

ストレスとは?

ストレスという言葉は、もともと物理学の用語です。

その定義は、「物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態」のことです。

それが広い意味で使われるようになって、物理的なものだけではない範囲のさまざまな刺激をストレスと呼んでいます。

もう少し詳しくいえば、ストレスになる刺激を与えるものをストレッサーと呼びます。

ストレッサーには3種類あります。

①物理的ストレッサー
暑さや寒さ、騒音や混雑などの物理的ストレッサーです。
肌との関係では、洗顔やクレンジングの際の摩擦が物理的ストレッサーです。
ゴシゴシと強い刺激を与えると肌荒れになってしまいます。

②化学的ストレッサー
公害物質、薬物、紫外線、酸素欠乏・過剰、一酸化炭素など化学物質による刺激が化学的ストレッサーです。
化粧品の成分も化学的ストレッサーになります。
また、花粉もいわば化学的ストレッサーによるストレス反応です。
さらに、金属が肌に触れて起こるアレルギー性の接触皮膚炎もあります。

③心理・社会的ストレッサー
人間関係や仕事上の問題、家庭の問題など、内面的な刺激が心理・社会的ストレッサーです。
一般的に「ストレス」といった場合には、心理・社会的ストレッサーのことです。
もちろん、心理・社会的ストレッサーも病気や肌荒れの原因になります。

なぜストレスが肌荒れの原因になるのか?

ストレスは、最初に脳の視床下部で感知されます。

感知した視床下部は、ストレスに対応するために脳下垂体に対して、「ホルモンを出せ!」と命令を送ります。

命令を受けた脳下垂体は、副腎皮質刺激ホルモンを分泌します。

副腎皮質刺激ホルモンは、腎臓の上にある副腎に作用します。

そして、副腎皮質からコルチゾールやアンドロゲンなどのホルモンが分泌されます。

こうした反応自体は、からだや皮膚が正常にはたらくためのもので、適度なストレスなら問題はありません。

ただし、ストレスが続いた場合は、コルチゾールやアンドロゲンが過剰に分泌されます。

アンドロゲンには、皮脂分泌を促進するはたらきがあります。そのため、オイリー肌をもたらし、肌荒れやニキビ、大人ニキビなどの原因になります。

また、毛穴の詰まりや角栓、いちご鼻の原因になることもあります。

コルチゾールには免疫力を下げるはたらきがあり、感染症にかかりやすくなります。

肌も同じで肌荒れになりやすくなるのです。

ストレスが溜まることにより血行が悪くなるとともに、活性酸素が発生しやすくなります。

さらに、血行不良になると、肌まで必要な栄養素が届きにくくなります。

また、リンパの流れも悪くなって老廃物も溜まりやすくなります。

だから、表皮のターンオーバーが遅くなって、肌荒れの原因になってしまうのです。

ストレスを解消して肌荒れを改善!

①質の高い睡眠で疲れやストレスを取ろう!
良質な睡眠を十分な時間とることがストレスを減らして肌荒れを予防・改善する近道です。
睡眠中に分泌される成長ホルモンが、からだや肌の疲労を回復のためにはたらきます。

②お風呂でストレス解消
お風呂でゆっくり湯船につかってリラックスすることも、ストレス解消にはよいことです。
まず、からだを温めることで、血行が促進されます。
新陳代謝が改善することで、肌荒れの予防や改善につながります。

③趣味やスポーツで笑顔に
笑いや笑顔にはストレスによる肌荒れを予防したり改善する効果があります。
笑うことで、次の効果があるのです。
免疫力を高める
血行がよくなる
自律神経のバランスが整う
筋力もアップ
笑いで脳が活性化
好きな趣味で笑顔になれること笑えることは、科学的に健康やお肌によいことがわかっています。

④食べ物や栄養素で肌荒れをケア
食べ物や栄養素は美肌に大切です。
ストレスによる肌荒れも栄養素が肌に届かないことが原因になるので、少しでも肌によい食べ物や栄養素を摂ることが必要です。
基本は、たんぱく質や糖質、脂質をバランスよく摂ることですが、特にビタミン類を意識的に摂りましょう。
中でも、大切なのは、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンCです。
また、セラミドを含む食べ物や乾燥肌を防ぐ食べ物の摂取も心がけましょう。

保湿と紫外線対策も大切

ストレスによる肌荒れは、ストレス自体を減らすことが根本的な解決策です。

しかし、バリア機能が低下している状態は、スキンケア化粧品やエイジングケア化粧品で保湿ケアを行うことも大切です。

保湿力が高くて刺激性のない安全な成分を配合した化粧品を使って、しっかり乾燥肌のスキンケアを行いましょう。

また、紫外線ダメージは、化学的なストレスとなって肌ダメージを与えます。

日差しの強い春や夏はもちろん、秋や冬でも長い時間外出する際は、日焼け止めなどでしっかり紫外線対策を行いましょう。

まとめ

肌荒れが起こる原因をはじめ、ストレスとの関係についてご紹介しました。

なぜ、ストレスによって肌荒れが起きるのか、ご理解いただけましたか?

根本的な改善策は、ストレスを軽減することなので、リラックスが大切です。

この記事「肌荒れはストレスが原因?」を参考に、肌荒れを防いで健やかな素肌を保っていただければれば幸いです。